リフォームで後悔しないために!失敗事例から学ぶ優良会社の選び方と見積もりのポイント

株式会社平松建工
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理想の住まいを手に入れるはずのリフォームで、後悔だけはしたくないですよね。しかし「想定外の追加費用が発生した」「完成イメージと全然違う」といった失敗は後を絶ちません。実は、リフォームで後悔する根本原因の多くは、計画段階での準備不足と、業者選びの基準が曖昧なことにあります。この記事では、典型的な失敗事例とその原因を徹底分析し、後悔しないための優良リフォーム会社の選び方を5つのステップで具体的に解説します。さらに、悪徳業者を避ける見積もりのチェック術、場所別の費用相場や補助金制度まで網羅。この記事を読めば、信頼できるパートナーを見つけ、満足のいくリフォームを実現するための知識が身につきます。

目次

リフォームでよくある後悔と典型的な失敗事例

理想の住まいを手に入れるためのリフォーム。しかし、残念ながら「こんなはずではなかった」と後悔するケースは後を絶ちません。人生で何度も経験することではないからこそ、失敗は絶対に避けたいものです。まずは、多くの人が経験した典型的な失敗事例を知ることから始めましょう。これらの事例は、これからリフォームを考えるあなたにとって、きっと「転ばぬ先の杖」となるはずです。

費用に関する失敗事例 想定外の追加料金が発生

リフォームで最も多いトラブルが、お金に関するものです。特に「想定外の追加料金」は、多くの人が頭を悩ませる問題です。

「当初の見積もりが一番安かった業者に依頼したんです。しかし、工事が始まってすぐに『壁を開けてみたら、下地が腐っているので追加工事が必要です』と言われました。もちろん必要な工事なのでしょうが、その金額が数十万円。契約前の説明では一切触れられていなかったため、完全に予算オーバーです。結局、他の部分のグレードを落とすか、ローンを増やすかという苦しい選択を迫られました。」

このようなケースでは、解体してみないと分からない部分があるのは事実です。しかし、優良な業者であれば、事前に現地調査をしっかり行い、「もしかしたら、この部分で追加費用が発生する可能性があります」とリスクについて説明してくれます。初期の見積もりの安さだけで飛びつかず、不測の事態に関する説明が丁寧かどうかを見極めることが重要です。

仕上がりに関する失敗事例 完成形がイメージと違う

毎日過ごす空間だからこそ、仕上がりのイメージ違いは大きな後悔につながります。

「キッチンの色を、小さなカラーサンプルだけで決めてしまいました。明るく素敵な色だと思ったのですが、実際にキッチン全体がその色になると、なんだか落ち着かない派手な空間に…。壁紙との相性も悪く、毎日キッチンに立つたびにため息が出ます。広い面積で見たときの印象が、小さなサンプルと全く違うことを痛感しました。」

また、デザインだけでなく、使い勝手に関する失敗もよくあります。「おしゃれな間取りにしたくて、リビングと一体化したオープンな書斎を作りました。しかし、実際に生活してみると、家族がテレビを見ている音で仕事に集中できず、結局ほとんど使わない空間になってしまいました。見た目のかっこよさだけでなく、実際の生活動線や音の問題をもっと真剣にシミュレーションすべきでした。」

こうした失敗を防ぐには、サンプルをできるだけ大きなサイズで確認したり、ショールームで実物を見たりすることが大切です。また、プランナーに自分のライフスタイルを詳細に伝え、具体的な生活シーンを想定しながら打ち合わせを進めることが、後悔しないための鍵となります。

業者とのやり取りに関する失敗事例 担当者と連絡が取れない

リフォームの満足度は、工事の品質だけでなく、担当者とのコミュニケーションに大きく左右されます。

「契約前はとても熱心で、レスポンスも早かった営業担当者。しかし、契約を交わした途端に電話に出なくなり、メールの返信も数日後ということが当たり前になりました。工事中にいくつか確認したいことがあっても、すぐに連絡が取れないため不安が募るばかり。現場の職人さんに聞いても『担当者に聞いてください』の一点張りで、情報が全く共有されていないようでした。これでは信頼関係なんて築けません。」

リフォームは、工事が完了するまで数週間から数ヶ月かかる長い付き合いです。その間、ささいな疑問や不安をすぐに相談できる相手がいるかどうかは、精神的な安心感に直結します。契約前の対応の良さだけでなく、担当者の誠実さや、社内の報告・連絡・相談体制がしっかりしているかどうかも、業者選びの重要な判断基準と言えるでしょう。

工事中のトラブル事例 近隣への配慮が足りない

リフォーム工事は、自分たちの家の中だけで完結する問題ではありません。特にマンションなどの集合住宅では、近隣への配慮不足が深刻なトラブルに発展することがあります。

「工事が始まる前、業者から近隣への挨拶回りがあったのかどうか不明なまま工事がスタート。案の定、すぐに下の階の方から『工事の音がうるさすぎる』と直接クレームが来てしまいました。さらに、共有廊下の養生が不十分で、資材を運ぶ際に壁を傷つけてしまい、管理組合も巻き込む大問題に。リフォームで家は綺麗になっても、ご近所との関係が悪化してしまい、気まずい思いをしています。」

優良なリフォーム会社は、工事の品質だけでなく、こうした近隣への配慮も徹底しています。工事前の挨拶はもちろん、工事車両の駐車場所の確認、共有部分の丁寧な養生、職人のマナー教育など、見えない部分への気配りができているかどうかも、信頼できる業者かどうかを見分けるポイントです。自分たちの新しい生活が、周囲との良好な関係の上で成り立つことを忘れてはいけません。

なぜリフォームは失敗してしまうのか その根本原因を探る

リフォーム失敗の3つの根本原因 計画・準備不足 ● 目的が曖昧 「なんとなく」で進める ● 知識・情報不足 相場や工法を知らない ● 業者の言いなり 業者選びの甘さ ● 基準が不明確 知名度だけで選ぶ ● ミスマッチ 得意分野が合わない ● 価格のみで判断 見積もりの見落とし ¥ ● 総額しか見ない 詳細を確認しない ● 「一式」の罠 追加請求のリスク ● 条件比較の不足 これらが「後悔するリフォーム」の真の原因

リフォームで後悔する方の多くは、「運が悪かった」「たまたま悪い業者に当たった」と考えてしまいがちです。しかし、実は失敗の裏には共通する根本原因が潜んでいます。前の章で見たような「費用」「仕上がり」「業者とのやり取り」に関する失敗は、これから解説する3つの原因に集約されることがほとんどです。なぜ失敗が起きてしまうのか、その構造を理解することが、後悔しないリフォームへの第一歩となります。

リフォーム計画の準備不足と情報収集の甘さ

リフォームの失敗で最も多い原因が、計画段階での準備不足です。「古くなったから新しくしたい」「キッチンが使いにくい」といった漠然とした動機だけで話を進めてしまうと、後々大きな問題に発展する可能性があります。

例えば、「リフォームでどのような暮らしを実現したいのか」「家族の中で優先順位はどうなっているのか」といった目的が明確でないまま業者に相談すると、業者の提案に流されるだけになってしまいます。その結果、本当に必要な機能がなかったり、逆に不要なオプションを付けて予算をオーバーしたりといった事態に陥ります。

また、リフォームに関する基本的な情報収集を怠ることも失敗の要因です。どのような工法や建材があるのか、費用相場はどのくらいなのか、といった知識がないままでは、業者の提案や見積もりが妥当なものか判断できません。ショールームに足を運んだり、インターネットで施工事例を調べたりといった、最低限の情報収集は不可欠です。

リフォーム会社を選ぶ基準が曖昧なまま進めてしまう

「有名な大手ハウスメーカーだから安心」「近所でチラシを見たから」といった安易な理由でリフォーム会社を選んでいませんか?会社選びの基準が曖昧なことも、失敗を引き起こす大きな原因です。

リフォーム会社には、それぞれ得意な分野があります。デザイン性の高い空間づくりが得意な会社、水回り設備専門の会社、耐震や断熱といった住宅性能の向上に強みを持つ工務店など、その特性は様々です。実現したいリフォーム内容と、会社の得意分野が合致しているかを見極めずに依頼してしまうと、「デザインの提案が物足りない」「専門的な工事に対応できなかった」といったミスマッチが生じます。

また、「とにかく安く」と価格だけで判断するのも非常に危険です。極端に安い見積もりは、必要な工事工程を省いたり、質の低い建材を使用したりする可能性があるため、手抜き工事や後々の不具合につながるリスクをはらんでいます。

見積書の内容を十分に比較検討できていない

複数の会社から見積もり(相見積もり)を取ることは、今やリフォームの常識です。しかし、その見積書を正しく比較検討できていないケースが後を絶ちません。多くの人が見積書の「総額」だけを見て判断してしまいますが、本当に重要なのはその詳細な内訳です。

悪質な業者は、わざと見積もりの項目を「〇〇工事一式」のように曖昧に記載し、後から「これは含まれていなかった」と追加費用を請求してくることがあります。同じ工事内容に見えても、会社によって使用する建材のメーカーやグレード、施工範囲が異なることも少なくありません。これらの詳細を一つひとつ確認し、不明な点は必ず質問して解消しなければ、契約後に「こんなはずではなかった」と後悔することになります。

見積もりを比較する際は、以下の点に注意してチェックすることが重要です。

チェック項目 確認すべきポイント
工事内容と範囲

どこからどこまでが工事に含まれるのかが明記されているか。「解体工事」「下地補修」など、必要な工程がすべて記載されているか。

単価と数量

「一式」という表記が多くないか。材料の単価、使用する数量(㎡、m、個など)が具体的に記載されているか。

製品のメーカー・品番

キッチンやユニットバス、トイレなどの設備機器について、メーカー名や製品名、型番まで正確に記載されているか。同じ製品でもグレードによって価格が大きく異なります。

諸経費の内訳

現場管理費、廃材処分費、運搬費などの諸経費がどのような項目で、いくらかかるのかが明確になっているか。総額の何パーセントかなども確認しましょう。

後悔しない優良リフォーム会社の選び方 5つのステップ

リフォームの成功は、パートナーとなる会社選びで9割が決まると言っても過言ではありません。しかし、数多くのリフォーム会社の中から、本当に信頼できる一社を見つけ出すのは至難の業です。そこで、ここでは失敗しないための優良リフォーム会社の選び方を、具体的な5つのステップに分けて徹底解説します。このステップを踏むことで、後悔する可能性を大幅に減らすことができるでしょう。

ステップ1 リフォームの目的と予算を明確にする

リフォーム会社を探し始める前に、まず「何のために、どこを、どのようにリフォームしたいのか」という目的を具体的にすることが最も重要です。目的が曖昧なまま相談を始めると、業者のペースで話が進んでしまい、本来不要な工事まで契約してしまう可能性があります。

例えば、「キッチンを新しくしたい」という漠然とした要望ではなく、「夫婦で並んで料理ができるように、作業スペースの広いアイランドキッチンにしたい」「掃除が楽な最新のレンジフードと食洗機を導入したい」といったように、リフォーム後の暮らしを具体的にイメージしながら要望を書き出してみましょう。家族構成やライフスタイルの変化も考慮に入れると、より長期的な満足につながります。

同時に、リフォームにかけられる予算の上限も決めておく必要があります。自己資金はいくらか、リフォームローンを利用するのか、利用できる補助金はあるのかなどを考慮し、無理のない資金計画を立てましょう。この「目的」と「予算」という軸が、今後の会社選びの明確な基準となります。

ステップ2 会社の得意分野や施工実績を調べる

リフォーム会社には、それぞれ得意な分野や工事規模があります。デザイン性の高い大規模なリノベーションが得意な会社、水回り専門の会社、外壁塗装に特化した会社など様々です。自分たちが計画しているリフォーム内容と、その会社の得意分野が合致しているかを確認しましょう。

確認の最も有効な手段は、会社の公式ウェブサイトに掲載されている「施工事例」や「施工実績」をチェックすることです。以下の点に注目して、複数の会社の事例を見比べてみてください。

  • 希望するリフォーム箇所(キッチン、浴室など)の実績は豊富か
  • デザインや雰囲気が自分たちの好みに合っているか
  • 似たような間取りや築年数の家の実績があるか
  • 工事費用が明記されているか(予算感の参考に)

豊富な施工実績は、その分野における技術力と経験の証です。多くの事例を見ることで、自分たちのリフォームプランの参考になるアイデアが見つかることもあります。

ステップ3 複数の会社から相見積もりを取る

気になるリフォーム会社を2〜4社程度に絞り込んだら、必ず「相見積もり」を取りましょう。相見積もりとは、複数の会社に同じ条件を伝えて見積もりを依頼することです。これにより、提示された金額が適正価格なのかを判断できるだけでなく、各社の提案内容や対応を比較検討できます。

注意点として、単に価格の安さだけで判断してはいけません。見積書の内訳を詳細に比較し、使用される建材のグレードや工事の範囲、諸経費などが各社でどう違うのかをしっかり確認することが重要です。この段階で、前章で解説した「悪徳業者の見積もりの特徴」に当てはまる会社は、候補から外すべきでしょう。手間はかかりますが、この比較検討が、最終的なコストパフォーマンスと満足度を大きく左右します。

ステップ4 担当者の提案力と人柄を見極める

リフォームは、契約して終わりではありません。工事期間中はもちろん、完成後もアフターサービスなどで長い付き合いになる可能性があります。そのため、会社の信頼性と同じくらい、担当者との相性やコミュニケーションの取りやすさが重要になります。

現地調査や見積もりの説明を受ける際に、以下のポイントをチェックして、信頼できる担当者かを見極めましょう。

担当者を見極めるチェックポイント
チェック項目 具体的な確認内容
提案力 こちらの要望を正確に理解した上で、プロならではの視点でプラスアルファの提案をしてくれるか。メリットだけでなく、デメリットやリスクも正直に説明してくれるか。
専門知識と説明の分かりやすさ 質問に対して的確に回答できるか。専門用語を多用せず、素人にも理解できるように丁寧に説明してくれるか。
対応の誠実さ・迅速さ 約束の時間や納期を守るか。メールや電話への返信は迅速か。こちらの些細な不安や疑問にも親身に耳を傾けてくれるか。
人柄・相性 話しやすい雰囲気か。威圧的な態度や、契約を急かすような言動はないか。今後、長期間にわたって良好な関係を築けそうか。

どんなに会社の評判が良くても、担当者と円滑なコミュニケーションが取れなければ、リフォームの過程でストレスが溜まり、満足のいく結果は得られにくくなります。「この人になら安心して任せられる」と心から思える担当者を見つけることが、成功への近道です。

ステップ5 口コミや評判を参考にする(地域密着型も視野に)

会社のウェブサイトやパンフレットは良いことしか書かれていないのが通常です。そこで、実際にその会社でリフォームをした人の「生の声」である口コミや評判を参考にしましょう。Googleマップのレビューや、リフォーム専門の比較サイト、SNSなどで第三者の客観的な意見を調べることができます。

良い口コミだけでなく、悪い口コミの内容とその後の会社の対応まで確認することが重要です。どのようなトラブルが発生し、会社がそれにどう対処したのかを見ることで、その会社の顧客に対する姿勢や問題解決能力を推し量ることができます。

また、全国展開している大手リフォーム会社だけでなく、地元で長年営業している工務店など、地域密着型の会社も選択肢に入れることをお勧めします。地域密着型の会社は、その地域での評判を非常に大切にするため、丁寧な施工や迅速なアフターフォローが期待できる場合があります。移動コストが少ない分、費用を抑えられる可能性もあります。大手ならではの安心感と、地域密着型ならではの小回りの良さや親密さ、それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分たちのリフォームに最適な会社を選びましょう。

悪徳業者に注意 見積もりでチェックすべき重要ポイント

悪徳業者を見抜く!見積もりチェックの3大ポイント 一式 1. 「一式」ばかりの不明瞭な内訳に注意 材料のメーカー、品番、数量、単価が記載されているか確認しましょう。 詳細がない場合、後から高額な追加費用を請求されるリスクがあります。 ¥ 2. 安すぎる見積もりに潜む罠 他社より極端に安い場合、手抜き工事や粗悪な材料が使われる恐れがあります。 「なぜ安いのか」具体的な根拠を質問し、納得できるか確認が必要です。 3. 保証・アフターサービスの書面確認 「口約束」はトラブルの元。保証期間や対象範囲が明記されているか重要です。 リフォーム瑕疵保険への加入状況なども信頼性の判断材料になります。

リフォームの見積書は、単なる金額の提示書類ではありません。その会社の仕事に対する姿勢や誠実さが表れる、非常に重要な判断材料です。残念ながら、一部の悪徳業者は専門知識のない消費者を狙い、不透明な見積もりで契約を迫ることがあります。後悔しないリフォームを実現するためにも、これからご紹介するポイントをしっかりと押さえ、悪徳業者を確実に見抜きましょう。

見積もりの内訳が「一式」ばかりで詳細が不明確

見積書を確認した際に、最も注意すべきなのが「〇〇工事一式」という表記です。もちろん、細かな作業をまとめて「一式」と表現すること自体が、すべて悪いわけではありません。しかし、主要な工事や材料費までが詳細な記載なく「一式」でまとめられている場合は危険信号です。どの範囲の工事に、どのような材料が、どれくらいの量使われるのかが不明確なため、後から「その作業は含まれていない」と高額な追加費用を請求されるトラブルに発展しかねません。

優良なリフォーム会社は、誰が見ても工事内容がわかるように、詳細な内訳を記載した見積書を提出します。以下の表で、良い見積書と注意すべき見積書の違いを確認してください。

見積書の内訳 比較表
項目 優良な見積書の例 注意すべき見積書の例
キッチン本体 TOTO「ミッテ」I型2550
扉カラー:〇〇
食洗機付き
数量:1
単価:〇〇円
システムキッチン交換工事 一式
工事費 既存キッチン解体・撤去費
給排水管移設工事
電気配線工事(コンセント増設)
キッチンパネル施工費
新規キッチン組立・設置費
キッチン工事費 一式
諸経費 現場管理費
廃材処分費
運搬費
養生費
諸経費 一式

もし提示された見積もりの内訳が不透明な場合は、遠慮なく詳細な項目(使用する建材のメーカー名・品番・単価・数量、工事の工程ごとの費用など)の提出を求めましょう。その際の対応が曖昧だったり、面倒くさそうな態度を取ったりする業者は、避けるのが賢明です。

安すぎる見積もりに隠されたリスク

複数の会社から相見積もりを取った際、一社だけ他社より大幅に安い金額を提示してくることがあります。「安く済むなら」と安易に飛びつきたくなる気持ちもわかりますが、そこには大きなリスクが潜んでいる可能性を疑うべきです。リフォーム費用には、材料費や人件費など、適正な工事を行うために必要な原価があります。それを大幅に下回る価格には、必ず何らかの理由が存在します。

安すぎる見積もりの裏には、以下のような危険性が考えられます。

  • 手抜き工事:本来必要な下地処理や工程を省く、見えない部分で安い粗悪な材料を使うなど、建物の寿命を縮める原因になります。
  • 追加費用の罠:最初に安い金額で契約させ、工事開始後に「この作業も必要」「追加の材料費がかかる」などと、次々に追加料金を請求する手口です。最終的には他社より高額になるケースも少なくありません。
  • 経験の浅い職人:人件費を極端に抑えるため、技術や経験が未熟な職人に施工させる可能性があります。仕上がりの質の低下や、施工不良につながります。

相場からかけ離れた安い見積もりが出てきた場合は、「なぜこの金額で実現できるのですか?」と具体的な根拠を質問してください。その質問に対して、明確で納得のいく説明ができない業者は、信頼性に欠けると判断してよいでしょう。

保証やアフターサービスの内容が記載されているか

リフォームは、工事が完了すれば終わりではありません。万が一、工事後に不具合(水漏れ、建付けの悪さなど)が発生した場合に、どのような対応をしてくれるのかが非常に重要です。そのため、見積書や契約書に、保証制度やアフターサービスに関する内容が書面で明記されているかを必ず確認してください。

口約束での「何かあったら対応します」は、いざという時に「言った・言わない」のトラブルになりがちです。以下の項目が見積書や契約書に具体的に記載されているか、しっかりとチェックしましょう。

保証・アフターサービス チェックリスト
チェック項目 確認すべき内容の具体例
保証の対象範囲 工事した箇所全体が対象か、それとも特定の部位や設備のみか。
保証期間 工事内容や設備機器ごとに、保証期間が何年設定されているか。(例:構造部分10年、設備機器1年など)
保証の適用条件 どのような不具合が保証の対象になるのか。経年劣化や使用者の過失による故障など、保証対象外(免責事項)となるケースは何か。
アフターサービス 工事後の定期点検(1年後、3年後など)の有無と内容。不具合発生時の連絡先や対応フロー。
建設工事保険・瑕疵保険 工事中の事故に備える「建設工事保険」や、工事後の欠陥に備える「リフォーム瑕疵(かし)保険」に加入しているか。

特に、国土交通大臣指定の保険法人が提供する「リフォーム瑕疵保険」に加入している会社は、第三者機関による検査も行われるため、信頼性が高いと言えます。充実した保証とアフターサービスは、会社の施工品質に対する自信の表れです。見積もりの金額だけでなく、工事後の安心まで含めてリフォーム会社を判断することが、後悔しないための鍵となります。

場所別に見るリフォームの費用相場と工事期間の目安

場所別 リフォーム費用と工期の目安 費用相場 工事期間の目安 キッチン 10万 ~ 250万円 ※グレードやレイアウト変更で変動 1日 ~ 2週間 浴室 10万 ~ 200万円 ※在来工法からの変更は高額傾向 1日 ~ 1週間 トイレ 5万 ~ 60万円 ※和式→洋式変更は工期・費用増 半日 ~ 4日 外壁 屋根 80万 ~ 250万円 ※外壁塗装・張替えの目安 1週間 ~ 1ヶ月 ★セットで足場代節約

リフォームを具体的に検討し始めると、やはり気になるのが「費用」と「工事期間」です。どこを、どのようにリフォームするかによって、これらは大きく変動します。ここでは、特にご要望の多い場所別に、リフォーム内容ごとの費用相場と工事期間の目安を解説します。ご自身の計画と照らし合わせながら、予算立ての参考にしてください。

キッチンリフォーム

キッチンリフォームは、設備の交換だけでなく、レイアウト変更まで含めると非常に多岐にわたります。毎日使う場所だからこそ、機能性やデザインにこだわりたい方が多い場所です。システムキッチンのグレードやオプション(食洗機、IHクッキングヒーターなど)によって費用は大きく変わります。

リフォーム内容 費用相場 工事期間の目安
コンロ、換気扇、水栓などの部分的な交換 10万円 ~ 30万円 1日 ~ 2日
既存のシステムキッチンを新しいものに入れ替え 50万円 ~ 150万円 2日 ~ 5日
壁付けキッチンを対面式にするなどのレイアウト変更 100万円 ~ 250万円以上 5日 ~ 2週間

キッチンの位置を移動させる場合は、給排水管やガス管、電気配線の移設工事が別途必要となり、費用が高額になる傾向があります。また、キッチンのグレードによって価格は青天井になるため、どこにこだわり、どこでコストを抑えるか、優先順位を明確にしておくことが重要です。

浴室リフォーム

一日の疲れを癒やす浴室は、快適性や安全性、清掃性を重視したリフォームが人気です。主流は「ユニットバス(システムバス)」への交換ですが、もともとがタイル張りの「在来工法」か、既存もユニットバスかによって工事内容と費用が変わってきます。

リフォーム内容 費用相場 工事期間の目安
シャワー、水栓、給湯器などの部分的な交換 10万円 ~ 40万円 1日 ~ 2日
既存のユニットバスを新しいユニットバスに交換 60万円 ~ 150万円 3日 ~ 5日
在来工法の浴室からユニットバスに交換 80万円 ~ 200万円 5日 ~ 1週間

特に在来工法の浴室からユニットバスへ変更する場合、解体後に土台や柱の腐食が見つかると、追加の補修工事が必要になることがあります。これにより、想定外の費用や工期の延長が発生する可能性があるため、事前の現地調査でしっかり状態を確認してもらいましょう。

トイレリフォーム

トイレリフォームは比較的費用を抑えやすく、短期間で完了するため、手軽に満足度を上げやすいリフォームの一つです。便器の交換だけでなく、壁紙や床材(クッションフロアなど)を一緒に張り替えることで、空間の印象を大きく変えることができます。

リフォーム内容 費用相場 工事期間の目安
温水洗浄便座の設置・交換 5万円 ~ 10万円 半日
洋式便器の交換(内装工事なし) 15万円 ~ 30万円 半日 ~ 1日
便器交換と壁・床の内装工事 20万円 ~ 50万円 1日 ~ 2日
和式トイレから洋式トイレへの変更 30万円 ~ 60万円 2日 ~ 4日

和式から洋式への変更や、タンクレストイレの設置で手洗い器を新設する場合は、床の解体や給排水管工事が必要になるため、費用と工期が追加されます。また、タンクレストイレは水圧が低いと設置できない場合があるため、事前に業者に確認してもらうことが不可欠です。

外壁・屋根リフォーム

外壁や屋根は、紫外線や雨風から住まいを守る重要な役割を担っています。定期的なメンテナンスを怠ると、雨漏りや構造躯体の劣化につながる恐れがあります。リフォーム方法は、既存の状態や使用する塗料・建材によって様々です。

場所 リフォーム内容 費用相場(30坪程度の戸建て) 工事期間の目安
外壁 塗装(シリコン・フッ素塗料など) 80万円 ~ 150万円 2週間 ~ 1ヶ月
サイディングの張り替え・カバー工法 150万円 ~ 250万円
屋根 塗装 40万円 ~ 80万円 1週間 ~ 3週間
カバー工法(重ね葺き)・葺き替え 100万円 ~ 200万円

外壁・屋根リフォームでは、工事費全体の約20%を占める「足場の設置費用」が必ず発生します。この足場は安全な作業のために不可欠です。そのため、外壁と屋根の工事を同時に行うことで、足場代を一度で済ませることができ、トータルコストを大幅に抑えられます。劣化のタイミングが近い場合は、セットでのリフォームを検討するのが賢い選択です。

賢くリフォームするために知っておきたい補助金と減税制度

リフォーム費用は決して安いものではありませんが、国や地方自治体が用意している補助金・助成金や減税制度をうまく活用することで、負担を大幅に軽減できる可能性があります。知っているか知らないかで、数十万円から百万円以上の差がつくことも珍しくありません。ここでは、賢くリフォームを進めるために不可欠な、お金の制度について詳しく解説します。

国が実施する主な補助金・助成金制度

まずは、全国どこに住んでいても利用できる可能性のある、国が主体となって実施している制度をご紹介します。特に省エネ性能を高めるリフォームは、手厚い補助の対象となることが多いのが特徴です。ただし、これらの制度は予算が上限に達し次第、申請期間内でも受付を終了することがあるため、早めの情報収集と準備が肝心です。

子育てエコホーム支援事業

子育て世帯や若者夫婦世帯が、高い省エネ性能を持つ住宅の新築やリフォームを行う際に利用できる補助金制度です。リフォームの場合、世帯を問わず対象工事を行えば補助が受けられます。省エネ改修を中心に、子育てに対応した改修やバリアフリー改修なども対象となります。

  • 対象となる主な工事:開口部(窓・ドア)の断熱改修、外壁・屋根・床の断熱改修、エコ住宅設備(高効率給湯器、節水型トイレなど)の設置、バリアフリー改修、空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置など
  • 補助額の目安:工事内容に応じて、一戸あたり最大20万円~60万円

先進的窓リノベ事業

既存住宅の窓を、断熱性能の高いものへリフォームする費用を補助する制度です。エネルギー価格高騰への対策として、冷暖房費の負担を軽減することを目的としています。補助額が非常に大きく、リフォーム費用の最大50%相当が還元されるため、窓の断熱リフォームを検討している方には見逃せない制度です。

  • 対象となる主な工事:内窓の設置、外窓の交換、既存窓のガラス交換
  • 補助額の目安:工事内容や窓の性能に応じて、一戸あたり最大200万円

給湯省エネ事業

家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯器を、高効率なものに交換する際に補助が受けられる制度です。電気代やガス代の削減に直結するため、古い給湯器を使用している場合は積極的に検討したい制度です。

  • 対象となる主な設備:ヒートポンプ給湯機(エコキュート)、ハイブリッド給湯機、家庭用燃料電池(エネファーム)
  • 補助額の目安:導入する設備に応じて、一台あたり最大10万円~20万円

地方自治体が実施する補助金・助成金制度

お住まいの市区町村でも、独自のリフォーム補助金・助成金制度が用意されている場合があります。国の制度と併用できるケースも多く、両方を活用することでお得にリフォームが実現できます。

制度の内容は自治体によって様々で、以下のようなリフォームが対象となることが一般的です。

  • 耐震改修工事への助成
  • バリアフリー改修工事への助成
  • 省エネルギー化リフォームへの助成
  • 地域産木材の使用に対する補助
  • 空き家活用リフォームへの補助

これらの情報は、お住まいの「市区町村名 + リフォーム 補助金」といったキーワードで検索するか、自治体のホームページや広報誌で確認できます。リフォームを計画する際は、必ずチェックしておきましょう。

リフォームで活用できる減税制度

補助金だけでなく、税金が戻ってくる・安くなる「減税制度」も見逃せません。減税を受けるには、原則として工事が完了した翌年に確定申告が必要です。ここでは代表的な3つの制度を解説します。

リフォームで利用できる主な減税制度の比較

制度の種類 主な適用要件 減税内容
住宅ローン減税(リフォーム) 返済期間10年以上の住宅ローンを利用し、工事費用が100万円超であることなど。 年末のローン残高の0.7%が、最大13年間、所得税(一部住民税)から控除される。
リフォーム促進税制(特定リフォーム) ローン利用の有無は問わない。耐震、バリアフリー、省エネ、三世代同居、長期優良住宅化のいずれかの工事を行うこと。 工事費用の一定額が、その年の所得税から直接控除される(投資型減税)。
固定資産税の減額措置 耐震、バリアフリー、省エネのいずれかの改修工事を行うこと。 工事完了の翌年度分に限り、家屋にかかる固定資産税が3分の1~3分の2減額される。

どの制度が利用できるか、またどの制度を使うのが最も有利かは、工事内容や資金計画によって異なります。専門的な知識が必要になるため、制度に詳しいリフォーム会社に相談しながら進めるのが安心です。

補助金・減税制度を利用する際の注意点

これらの魅力的な制度を最大限に活用するためには、いくつか押さえておくべき注意点があります。手続きの順番を間違えると、制度が利用できなくなることもあるため、慎重に進めましょう。

申請のタイミングと手続き

補助金・助成金の多くは、リフォームの工事契約前や着工前に申請が必要です。工事が終わってからでは申請できないため、計画段階で利用したい制度を決め、手続きのスケジュールをリフォーム会社と共有しておくことが極めて重要です。申請手続きは複雑な場合もありますが、多くのリフォーム会社がサポートしてくれます。

予算の上限と公募期間

特に国の補助金制度は、人気が高く申請が殺到します。制度ごとに定められた予算の上限に達すると、公募期間の途中でも予告なく受付が終了してしまいます。リフォームの意思が固まったら、できるだけ早く手続きに着手できるよう、準備を進めておきましょう。

制度の併用に関するルール

国の制度と自治体の制度は併用できることが多い一方、国の制度同士では、補助対象となる工事内容が重複する場合、併用が認められないことがあります。例えば、窓のリフォームで「子育てエコホーム支援事業」と「先進的窓リノベ事業」の両方を使うことはできません。どの制度をどのように組み合わせるのが最もお得になるか、実績豊富なリフォーム会社の担当者とよく相談することが、費用を抑えるための鍵となります。

まとめ

リフォームで後悔しないためには、事前の入念な準備と信頼できるパートナー選びが最も重要です。多くの失敗は、計画の準備不足や情報収集の甘さ、そして業者選びの基準が曖昧なまま進めてしまうことが根本的な原因となっています。想定外の追加費用やイメージと違う仕上がりといった後悔を避けるためには、失敗事例から学ぶことが成功への近道です。

理想のリフォームを実現する鍵は、まずご自身の希望と予算を明確にすることから始まります。その上で、複数の会社から相見積もりを取り、担当者の提案力や人柄、見積書の内訳が詳細であるかを慎重に比較検討しましょう。「一式」表記が多い、安すぎるなど、不審な点がある見積もりには注意が必要です。この記事で解説した優良会社の選び方と見積もりのチェックポイントを実践し、あなたにとって最適なリフォーム会社を見つけ、理想の住まいを実現してください。

※記事内容は実際の内容と異なる場合があります。必ず事前にご確認をお願いします

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詳細情報

〒477-0031 愛知県東海市大田町畑間71-1

URL:https://www.reformwing.jp/

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